言葉を超えた日々の実感と、多面的に受容する読書
昨日、戦争関連の絵本コーナーを紹介しましたが、そうではない読み方も大切なんだと感じた俵万智さんの書評に出合いました。
「白いご飯が食べられることは幸せなんだよ」と子どもに言葉で伝えるだけでなく、本当に大人が感じているかどうか。私自身は怪しいなと反省します。子どもと日々の食卓の「いただきます」「ごちそうさま」でじんわり、でもどんなに慌ただしく忙しくても忘れずに感じたい。そして絵本も詩や俳句も、作品を戦争だけで切り取らないこと。戦争と、その他のエトセトラを感じること。
作品との出合いが戦争について考えるきっかけになること自体は貴重ですが、一面的な見方を身につければ、それが多様性への無理解につながることもあるという意識を欠いていました。むむむ…未熟です。
感覚を研ぎ澄ます。その意識を改めて起こされた書評でした。
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